

東京から新幹線に乗り約2時間かけて後藤社長が向かった先は、仙台市泉区にある「仙台エアサイクル住建」。今までに開催したセミナーの数は140回を越え、地元で着実に信頼と実績を積みかさせている工務店です。
今回、柏倉常務にいい家作りへの思いや、営業のノウハウをうかがいました。

後藤今回の太鼓判認定は、「仙台エアサイクル住建」です。柏倉常務、おめでとうございます。
柏倉とても光栄です。ありがとうございます。
後藤早速ですが、まずは柏倉常務のプロフィールを聞かせてください。
柏倉最初は建築とは無縁で、大学卒業後は某製菓会社に入社。商品開発を担当していました。その後、公共事業のコンサルティング会社に転職したのですが、現在の会長である父から建築の仕事を手伝うように言われてこの業界に入りました。当時はミサワホームの下請け会社で、独立という形で「仙台エアサイクル住建」を立ち上げたんです。私は、下請け時代から結露やカビが発生する家作りに疑問を持っていたので、独立後、安全な家について勉強を始め、100%自然素材にこだわるようになったのは約10年前からです。
後藤自然素材に興味を持つ、転機となる出来事があったのでしょうか。
柏倉実は以前、娘の部屋にビニールクロスを貼っていました。どうせ落書きをして汚れるし、安価なビニールクロスでいいと思って。でも、小学生のとき娘が肺炎にかかったことで、空気がよく、健康に配慮した住環境について真剣に考えるようになり、リフォーム時に「はいから小町」を施工したんです。脱衣所にも塗ってみたら鏡が曇らなくなり、また、たたみを「ほんものたたみ」に変えたところ、喜んで和室に寝るようになったんですよ。安心して子どもと一緒にDIYが楽しめるのもいいですね。新建材と自然素材の違いを自分で体験してしまうと、お客様に偽物はすすめられなくなりました。

後藤カラーバリエーションも増え、新しくなった「すっぴんクロス」の評判はいかがですか。
柏倉「かわいい!」とか、年配の方からは「温かみがあって気分が落ち着く」など、反応は上々です。機能性はもちろん、布クロスには珍しいピンクやブルーといったアースカラー以外の色も揃うため、デザイン的な評価も高いですね。私は正直、クロスが「かわいい!」という感覚がよく分かりませんが(笑)。

後藤では、自然素材を提案する際、どのようにアプローチしていますか。
柏倉お客様には、「贅沢なものを使う必要はないんです。安全なものを使いましょう」と言っています。予算的に「はいから小町」が無理なら「すっぴんクロス」にすればいい。床材も予算内で節なしのヒノキが無理だからといって、合板フローリングに走るのではなく、安全を第一に節ありでも本物にこだわるべき。無垢材は、節があっても十分味わいがありますからね。とにかく、安全な家に仕上げましょうということをお伝えしています。
後藤「仙台エアサイクル住建」では、訪問営業を行なっていないと聞きましたが、独自の営業ノウハウをお持ちなのですか。
柏倉以前はセミナー参加者のご自宅を訪ねる、訪問営業のスタイルでしたが、お客様のほとんどはいい顔をしません。自分が訪問される立場だとしたら、やはり同じ気持ちだと思うんです。それなら思い切って、お客様に支持される営業方法にかえていこうと、訪問営業を一切行なわないことにしたんです。今度は、セミナー参加者などにニュースレターやダイレクトメールを送り、人は行かず情報だけを届けるというスタイルに一新。興味がある方には、さらに小冊子を送ったり、現場見学会に参加してもらったりして、お客様の意思に沿って情報を提供する方法をとり、一歩ずつ信頼関係を築いています。

事務所で記念撮影
右から智弘社長、公男会長、勉常務、坂社長
後藤最後に今後の展望を聞かせてください。
柏倉弊社では昭和61年から継続して、住宅関連セミナーを行なってきました。こうした機会を通じて、自然素材を使った気持ちのいい家作りを、この地域にもっと普及、定着させしていきたいです。OB客様のリフォーム時にも、自然素材を使ってもらえるように、アピールを続けていきます。